Q. 1部タイトルに使用された「大匙一杯」の意味は?
A. ダドリー・ダーズリーに盛ったパラコートの量が15cc(大さじ一杯分)だった事に由来します。
使用量に関しては1部13話(カラメル・シロップとチョコレート・クランチ)や1部17話(厚切りベーコンのカラメルオニオンソース)等に明記されています。
Q. ピーター君の中に隠されていたメルヴィッドの本体は、何時頃移動したのか?
A. メアリー・ガードナー葬儀後からダドリー・ダーズリー殺害前までの間。
1部17話(厚切りベーコンのカラメルオニオンソース)の時点で他所に移されており、お爺ちゃんが地の文で「メルヴィッドの本体が入ってい『た』ピーター君」と過去形で語っています。
また、上記では判りづらかった為、2部8話(冷やしなめこおろし蕎麦)で判り易く明示しました。
Q. 旧ハリー・ポッター内でお爺ちゃんとヴォルデモートはどうなったの?
A. お爺ちゃんは元の体では記憶の喪失が止まらなくなって、義理の息子の体を乗っ取りリドルの元へ逃亡、その後、リドルからも存在を否定され離反して傍観者になります。
リドルは原作通り、ハリーとの一騎打ちで敗北、死亡です。
HTC1部1話は原作終了から凡そ70年後位の話になります。
2部番外編(残滓語り)で大まかにですが旧話の事を纏めました。
■ 懺悔と言う名の箇条書き設定ミス集
1部
・呪文学やってるんだからラテン語出来ないと困る(修正済)
・戸籍は漢字圏の制度日本的な「戸籍」は存在しないが事件別に管理する「身分登録」機関はサマセット・ハウスに存在する、また、古典ミステリ内ではそれらを「戸籍」呼びしている(修正済)
・叫びの屋敷の荒れ具合で時代を判断するなら、リーマス卒業後からではなく入学後(修正済)
・階段下の物置に窓はない
・大戦時、イギリスでは既に良心的兵役拒否が認められている
2部
・骨を煮たらコラーゲンが溶け出して結局骨を傷付ける事になる(修正済)
・地底湖内では亡者が反応するので呼び寄せ呪文は原則禁止(亡者が反応するのは対分霊箱に発動した時のみ?)(修正済)
・バチルダに預けられた際ハリーは既に離乳完了期
・地底湖の亡者は水死体姿じゃない(但し、レギュラスは湖に引き摺り込まれただけなので亡者の呪文を施されておらず、水死体姿の可能性有り)
・イギリスではパーティを催す際、入場者の名前を読み上げる
・×キングサンゴ→○ノコギリウニのウニ殻(修正済)
・ポッター家家系図全般
・ミリセントは女性名(修正済)
・ウェンデリンは男性名(修正済)
・反魂の術は名前を明かしてはいけないのに失言してる(修正済)肉体的に生き返らせたのは川トロールであって動作の為に突っ込んだダドリー・ダーズリーの名前出しは可?
・ダームストラングの場所はドイツ語圏ではなくロシア(北緯60度より北、東経30度より東なので、サンクト・ペテルブルク北東方面。修正済)
・出来の良いポリジュースの持続時間は最長12時間
3部
・お爺ちゃんと私ではない私とのファーストコンタクトはハリーの誕生日前と擬装済、ハロウィンの後ではない(修正済)
■ ホグワーツ七不思議
精神が崩壊するから七つ以上は数えないだけのされ竜方式
各解説は()内の話中で捏造済み
・ホグワーツの入学許可証が届く時期。マクゴナガルは11歳0ヶ月(10月4日の誕生日)に、ハリーは10歳11ヶ月(7月初旬)に届いている(3-12)
・ニュートン・スキャマンダー著『幻の動物とその生息地』は、全生徒に対し入学時に購入するよう指定されているが、魔法生物飼育学が履修可能となるのは3年生から、且つ、必修科目ではない(3-21)
レイブンクローの髪飾り
・Wit beyond measure is man's greatest treasure. の日本語版翻訳は「計り知れぬ英知こそ、我らが最大の宝なり」だが、man'sは「人類の」であり「我ら(レイブンクロー生)が」ではない(3-26)
・ホグワーツが創設された10世紀末の中世で主に使用されていた言語は古英語やラテン語だが、Wit~treasure. は現代英語である(3-27)
・Wit~treasure. の文章を残した人物の正体と、言葉の意味(3-27)
・レイブンクロー寮の大理石像にもWit~treasure. と文章が刻まれているが、現代英語の成立時期に髪飾り本体はヘレナ・レイブンクローの手でアルバニアに隠されていたので、本体と石像の両方に同一の文章を残せる人物は限られてくる(3-27)
・髪飾りに使用されている宝石のカッティング方法は、全て20世紀以降に発明されたものである(3-29)
・ヘレナ・レイブンクローはアルバニアに逃亡していたと語ったが、10世紀後半から11世紀前半にアルバニアという国は存在しない。また、アルバニアは他称であり、正式名称はレプブリカ・エ・シュチパリセなので、ヘレナ・レイブンクローがゴーストとしてアルバニア成立後まで現地に残り、アルバニア人の口から国名を知ったとは考えられない(3-28)
・ブラッディ・バロンが死亡した時代、イギリスには男爵という爵位が存在しない。また、イギリス魔法界には君主が存在した形跡もない(3-28)
・正確な地図が存在せず、情報精度が低く伝達も遅い時代に、ブラッディ・バロンがヘレナ・レイブンクローを探し当てた方法(3-28)
・ホグワーツのゴーストは、当人達が死んだ時期と異なる時代の衣服を着ている事がある(3-29)
・ヘレナ・レイブンクローの死因(3-29)
スリザリンのロケット
・ロケットに使用されている宝石のカッティング方法は、全て20世紀以降に発明されたものである(3-29)
・蓋に書かれたホロスコープ(惑星記号)の成立年代は15世紀(3-29)
・蝶番は存在していたが、ロケットに使用されている物は明らかにオーバーテクノロジー(3-29)
・中世初期にガラスは存在していたが、ロケットに嵌め込めるような透明で平らなガラスを作る技術はない(3-29)
・内部には絹が貼られているが、10世紀のヨーロッパは絹織物を中国からの輸入に頼っており自国で生産する技術はない。また、劣化の激しい絹を1000年間も無傷のまま保存出来る方法もない(3-29)
・写真の始まりは19世紀(3-29)
・デザインと技術が中世初期のロケットとは似ても似つかない(3-29)
・ホグワーツ城は何度も改築や再建をしているので、扉や階段等の内装にかけられた魔法は誰かが何らかの手段で復活させなければならない(3-30)
・イギリス国内で白い大理石は産出しないので、ロウェナ・レイブンクローの大理石像に使われた石材が岩石学上の大理石の場合、後世の創作である可能性が著しく高い(3-30)